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こんにちは!
起きてホッとした『ここ屋(@Ram Tky)』よ!
昨日5/20の米国市場は、上昇から開始されるも大きく急落していく不安な展開が広がりました。終わってみれば横ばいの変動率で収まりまり、起きて安心した投資家も多いのではないでしょうか。
最近は上昇した日があっても翌日にはそれをかき消す大きな下落があったり、マーケットオープン直後がプラス圏内でも引けにかけて大きく売り込まれるマーケットも珍しくなく、不安定な相場に一喜一憂してしまう人も多いようです。私のことですけどね。
ベアマーケット入り(高値から▲20%以上の下落)寸前で回避することができたS&P500ですが、今後の米国市場の下落は加速する公算が高いです。
そこで今回の記事では、5/20のマーケットを振り返り今後の米国市場の急落する要因について解説していきたいと思います。
ベアマーケット入りを回避した米国市場
高値から▲20%以上の下落をすることを、『ベアマーケット入り』や『弱気相場入り』と表現することがあります。
昨日の相場では、S&P500が日中に▲20%の下落を付ける場面がありましたが、寸前で回避することができました。
まずは、昨日1日の相場を振り返っていきましょう。
急激な巻き戻しが入った米3指数
昨日の米国市場は、寄り付きで+1%から開始されるも、午後にかけて1本調子で下落していきました。
一時はNASDAQは▲3%、S&P500は▲2%まで売り込まれる場面もありましたが、引けにかけて急激な買戻しが入りました。
・S&P500…+0.015%
・ダウ…+0.031%
・NASDAQ…▲0.34%
NASDAQにおいては、1日の変動率が4.5%(+1.28%~▲3.18%)とボラティリティの高い最終日となりました。
1ケ月前の水準に戻した長期金利
米10年債利回りは、2.8%を割り込み1ケ月前の水準にまで戻しています。
再び債券市場に資金が戻ってきたのなら良いのですが、どうやら株式市場から抜けた資金が債券市場に流れ込んだようです。
どちらにせよ長期金利の上昇は株式市場にとって懸念材料となりますので、このまま落ち着いてくれる方が安心ですね。
落ちてこないVIXに投資家の不安心理が現れる
S&P500の恐怖指数であるVIXは、昨日は一時的に33付近まで上昇する場面もあり市場にはリスクオフムードが高まりましたが、引けにかけて鎮静化していきました。
これまでの米国市場では、一時30を超える恐怖があったとしても、数日後には20まで落ちていくといった状況が続きていたのですが、5月に入り高止まりしているところを見ると、投資家の不安心理が垣間見えます。
平温に戻したS&P500ヒートマップ
最終的には平温に戻したS&P500ヒートマップですが、1日を通してみると激動の変化が見られました。
マーケットオープンより全面パターン緑の安堵感が広がったS&P500ですが、昼にかけて徐々に真っ赤に染まり始めました。
終わってみれば緑多めのヒートマップですが、ひときわ目立つ下落をしているのがTSLA(テスラ)ですね。
TSLA(テスラ)…▲6.42%
これで昨年11月の高値からのドローダウンは▲46%となり、2021年の年初の株価を下回ってしまいました。
去年から投資してきた人は
全員含み損なのよ!
下落の原因はセクハラ言うから
ホンマやめて欲しいわ
昨日のニュースですが、イーロン・マスクがCEOを務めるスペースX(宇宙開発事業)は、セクハラを受けたと主張する従業員に対して25万ドル(約3,200万円)の和解金を支払っていたことが報道されました。
2018年の話だそうですが、これに対してイーロン・マスクは『事実無根。Twitter買収の妨害だ』と主張しているようです。こんなことばかりしてればTSLA(テスラ)の株価も安定しないですね。
筆者もTSLA(テスラ)のホルダーですが、テスラに投資するというのはイーロン・マスクの言動リスクも背負う必要がありそうです。
5/20のセクター別パフォーマンス
急回復したヘルスケアセクターに今後の兆しが見え始めたようです。もともと不安定な相場でもディフェンシブな枠割を果たすヘルスケアセクターですが、まだそのポテンシャルを発揮できない期間が続いていました。
・ヘルスケア…+1.3%
・エネルギー…+0.51%
・不動産…+0.45%
・公益事業…+0.23%
・素材…+0.22%
・生活必需品…+0.19%
・金融…0.18%
・情報技術…0.15%
・通信…▲0.37%
・資本財…▲0.75%
・一般消費財…▲1.24%
一般消費財セクターの下落はテスラの連れ安か?
ボラティリティの高さの要因は
昨日1日で乱高下した米国市場ですが、株式やETFのオプションの満期日だったこともボラティリティーを増幅させた理由のひとつです。
また、週をまたいでショートポジションを保有したくないヘッジファンドの買戻しが入ったのも大きな要因でしょう。
とにかく不安定な相場では、誰もが『自分だけは損したくない』といった心理が働きますので、『相場が上がれば売り逃げる』『一旦下げたら短期の買いを入れる』の循環の繰り返しですね。
米国市場の下落が加速する
昨日のS&P500は、ギリギリのところでベアマーケット入りを回避することができましたが、今後も米国市場の下落は加速することが予想されます。
長期では割高水準にある米国市場はまだ下げ幅が大きい
米国市場は米国経済の成長と共に、超長期で株式の価格を上昇させ続けてきました。
とはいえ、その上昇軌道は1本調子ではなく、多くの暴落を含んできました。時には長期間にわたって低迷することもあり、そのたびに多くの投資家はふるいにかけられてきました。
S&P500の2000年代からの月足チャートを眺めると、現在の株価がまだまだ高値水準にあることがわかります。
200日移動平均線からは大きく乖離しており、50日移動平均線からもまだ距離を置いています。
下のMACDに目を向けると、コロナショック後からは急激に上昇していますが、直近半年ではデッドクロスの後に急降下しているのがわかると思います。
『米国市場の暴落はすでに終わった』と目した情報を目にする機会も増えてきましたが、下げ幅の大きい米国市場はまだまだ下落の余地を残しているように見えます。
FFレートの引き上げはこれからが本番
2022年3月から、FRBによるFFレートの引き上げが開始されました。
3月に25bp、5月に50bpの上昇をしたFFレートですが、インフレの鎮静化のためには急速の利上げも辞さない姿勢を表明をしたFRBですから、今後も急ピッチな利上げが予想されます。
下のグラフはFRBメンバーの利上げ見込みを表したドットプロットですが、2022年内には2%近い水準にまでFFレートを引き上げることを予想しています。
現在のレートは0.75-1.00のため、少なくともあと4回分の利上げを見込んでいます。
しかし、実際には高止まりするインフレを早急に退治しなければならない状況から、パウエル議長をはじめFRBメンバーのほとんどが、この先連続で50bpの利上げを公言しています。
下の表は利上げの市場予想を示したものになりますが、年内には8回分の利上げが有力視されています。
この利上げペースは前例のない急速な上昇率で、多くのアナリストは経済後退は避けられないことを危惧しているようです。
【下落は加速する】ギリギリで回避したベアマーケット入りは来週に持ち越しまとめ
【下落は加速する】ギリギリで回避したベアマーケット入りは来週に持ち越しをまとめます。
実際のところ今後の株価を予想するのはプロでも難しい上に、予想そのものがナンセンスとも言えます。
とはいえ、市況を把握してリスクを理解した上で投資戦略に活かすことは、資産の保全につながります。
これからも、みなさんの資産の最大化のために、市場の状況を整理しながら共有していこうと思います。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
これからも市場の動向や投資に役立つ情報を発信していきますので、良かったらブログランキングのフォローなどもしていただけると嬉しいです。
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