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こんにちは!
とっとと上昇して欲しいと思っている
『ここ屋(@Ram Tky)』よ!
6週連続で下落をしている米国市場ですが、このまま下落に歯止めがかからないのでしょうか?
一部予想では、『すでに米国市場は大底を付けた』と楽観視する声も聞かれますが、まだまだ泥沼から抜けるには時間がかかりそうな気がしています。
一方で、昨日の米国市場はほとんどの銘柄が上昇することで、株式市場に安堵感が漂いましたが、足元ではリセッション入りの危機が迫っているようにも見えます。
先日、米GDP(速報値)が発表されましたが、もしかしたら米国市場はすでにリセッション入りに突入しているのかも知れません。
そこで今回の記事では、【利上げに追い風】米国市場はすでにリセッション入りしているのか?について解説していきたいと思います。
米国市場は上昇するも単なる踊り場なのか?
昨日の米国市場はほとんどの銘柄が上昇することで、前日のマイナスを打ち消す結果となりました。
このまま上昇して欲しいとは思うのですが、下落トレンドの一時的な『踊り場』感がただよう相場となりました。
5/17そろって反発上昇した3指数
昨日の米国市場は反発上昇して、3指数ともそろって上昇しました。
・S&P500…+1.93%
・ダウ…+1.35%
・NASDAQ…+2.63%
ナスダックの上げがもっとも大きく+2.63%と月曜日の売りを解消する結果となりましたが、6週連続で下落している週足の陰線をストップかけてくれるのでしょうか。
バリュー、グロース共に上昇しましたが、大型株よりも中小型株の上昇が目立ちました。
株式市場の先行指数と呼ばれるRussell2000は+3.19%の上昇をしましたので、今後の小型株の値動きにも注目したいところです。
長期金利は上昇するも3%に押し戻される
昨日の米10年債利回りは、終日上昇を続けましたが3%にタッチする直前で失速して2.988で引けています。
再びジリジリと上昇をはじめた長期金利ですが、3%を超えてくるようだと急騰する恐れもありますので警戒感が高まっています。
長短金利差を示すグラフのイールドカーブは、10年債利回りが0.6%上昇したのに対して2年債利回りが下がったことで、少しだけ広がりフラットニングが解消する方向に向かいました。
売り時と買い時が交差するS&P500
昨日のS&P500ヒートマップを眺めると、ほとんどの銘柄が上昇を示す鮮やかな緑色をしていますが、一部だけ下落を占める赤に染まっているのがわかると思います。
前日に下落した大型テックも反発し、メガキャップの上昇が指数を押し上げたようです。
ここまで大きく下落して、含み損に耐えられない人にとっては『逃げ場』としては良い売り時なのかも知れません。
ワイは耐えるで
特に、TSLA(テスラ)に関しては、上海のロックダウンが6月から解除されることや、Twitter買収の価格合意をコミットしているとイーロン・マスク氏が発表したことが好感されて、大きく上昇しました。
チャートを見てもこれまで乱高下してきた中で、サポートラインで反発してダブルボトムを形成していますので、これから一段高に向かう公算が高いです。
一方で、これまで堅調だった生活必需品が下落したようです。
決算をミスしたWMT(ウォルマート)が大幅な下落をしたために、小売りが連れ安となっています。
人件費や輸送費の上昇が利益を圧迫しているようで、来期以降の営業利益の雲行きが怪しいことで大きく売られています。
ただし、価格転換しやすい生活必需品は景気後退局面にも強い性質がありますので、下落した今が最後の買い場となるかも知れません。
欲しかったバリュー株が割安になったわね!
セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスを眺めると、11セクターのうち10セクターが上昇する結果となりました。
・一般消費財…+3.24%
・素材…+3.00%
・情報技術…+2.90%
・金融…+2.52%
・資本財…+2.47%
・通信…+1.94%
・ヘルスケア…+1.71%
・不動産…+1.37%
・公益事業…+1.31%
・エネルギー…+1.30%
・生活必需品…▲1.18%
ハイテクやシクリカルに逆流した資金も一時的であって、再びディフェンシブな生活必需品セクターに戻される公算が高いと思います。
すでにリセッション入りしているかも知れない米国市場
3月に逆イールドが発生したことで、米国市場には一気にリセッション入りの懸念が広がりました。
先日の記事でもお話しした通り、リセッション入りは事実の後から発表されるため、現在がリセッション状況にあるかはわからないんですよね。
来期も減少するようならリセッションが確定する米GDP
米国の2022年1-3月のGDP(速報値)が発表されましたが、景気の減速を示しておりリセッション入りの懸念が急加速しました。
米国においては、全米経済研究所による実質国民総生産が対前年比で2四半期以上連続して減少した時をリセッションと定義しています。対して日本においては、経済成長率の鈍化までを含んでリセッションと呼んでいます。
4-6月四半期のGDPが発表される8月ころには、『米国市場はリセッション入りしていた!』と報道されるかも知れませんね。
堅調な小売りも利上げを誘発か?
米4月の小売売上高の発表がありましたが、予想は下回ったものの堅調に推移しているようです。
また、前回の+0.5%を+1.4%に改定したことからも、今回の数値も上方修正される可能性が高いです。
物価は上昇しているのに対して需要は堅調となると、益々利上げによってインフレを抑制しようと考えるFRBにとっては利上げの追い風となりそうです。
【利上げに追い風】米国市場はすでにリセッション入りしているのか?まとめ
【利上げに追い風】米国市場はすでにリセッション入りしているのか?をまとめます。
歴史的なインフレが続く米国市場ですが、このままリセッション入りしてしまうのか、ソフトランディングが成功するのかに注目が集まっています。
さまざまな経済指標が発表される中で、アナリスト予想は2極化しています。
利上げが開始されて間もない状況下で、FRB主要メンバーもコメントの力でなんとか株安を抑制しようと躍起になっているようにも見えます。
昨日は上昇した米国市場ですが、このまま上昇を続けるには材料が乏しすぎます。
とはいえ、ここまで安くなった株価を眺めているだけでは大きな利益は望めませんので、下落している今こそ少量ずつでも拾っていきたいと考えています。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ!
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