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こんにちは!
2日で200万円溶けた『ここ屋』よ!
4/6(水)の米国市場がしまったので、1日を振り返っていきます。
マーケットは前日に続く下落相場でしたが、途中FOMCの議事録が公開されると株価は微妙な動きをしたことから、マーケットが混乱していることが垣間見えました。
それでは米国市場の1日を解説していきます。
FOMC議事録が発表され下落する米国市場
寄り付きより大きく下落した米国市場は、1度は盛り返そうとしましたが最終的には下落で終わりました。
ハイテク中心に3指数とも大幅下落
マーケットがオープンすると3指数とも下落でスタートしました。
結果的にはNASDAQを中心に大幅下落でしたが、バリュー株の多いDowは小幅下落にとどまっています。
S&P500…▲0.94%
Dow…▲0.42%
NASDAQ100…▲2.21%
前回のFOMC議事録公開によって相場が下落したことが懸念され、今回も議事録発表前に売り注文が多かったようです。
特にグロース中心に売られる中で、大型バリューはプラスで終わるといった今後の市場を占うかのパフォーマンスでした。
予想通りのFOMC議事録でも相場は過剰反応
昨日はマーケット場中でFOMC議事録が発表されましたが、大方の予想通りの内容でした。
先日のブレイナード氏の発言通り、FRBはFFレートの引き上げに続き保有資産の縮小をするといったインフレに強く立ち向かう姿勢を見せています。
米連邦公開市場委員会(FOMC)が3月15-16両日に開いた会合では、連邦準備制度理事会(FRB)の大規模な保有資産を月額最大950億ドル(約11兆7600億円)のペースで縮小することが示唆された。6日公表された議事要旨で明らかになった。
引用元:Bloomberg
保有資産の縮小とは、FRBがこれまでに買い付けてきた米国債と住宅ローン担保証券の売却をはじめるといったことです。
これにより市場からキャッシュが引き上げられ、インフレを抑制するといったことにつながります。
・米国債…月額600億ドル程度
・MBS…月額350億ドル程度
(*MBS=住宅ローン担保証券)
FRBメンバーは、規模縮小の上限は3ヶ月ないしそれより長い期間をかけて段階的に導入するといった認識でも一致したようです。
次回のFOMC(5月3、4日)ではバランスシートの縮小を承認することが見込まれています。
ハト派意見ゼロに警戒感
これまでFRBは利上げに対して慎重に行動してきたように見えます。
昨年11月よりテーパリング(量的緩和の縮小)を開始すると共に、FFレートの引き上げに関しても言及をはじめてきました。
相場に大きなショックを与えないように、開始時期や利上げペースにいたっても少しずつ相場に織り込んでいくといった丁寧な対応でした。
特にパウエル議長は頑張ってたわね!
FRBメンバーの中でも『利上げは早急に実施するべき』『バランスシートの縮小は早期より実施するべき』といったタカ派意見が多くみられてきました。
そんな中でも、もっともハト派のブレイナード氏でしたが、ここにきて急激にタカ派意見に変更してきました。
長期的な不透明感が増し、債権は売られ長期金利が上昇することで『逆イールドカーブ』が解消されることになりました。
一時は長短金利差が逆転するといった現象(逆イールドカーブ)が発生するも、現在は少しだけ10年債利回りが高い状況です。
5月の利上げは0.5%に確定か
足元のインフレを抑制するために、FRBは政策金利の利上げを開始しています。
3月のFOMCでは0.25%の利上げは発表し、今後も年内に6回の利上げを実施するといった内容でしたが、どうやら利上げは加速されることが既定路線のようです。
上のグラフはFedWatchによる利上げ予測ですが、8割が0.5%(2回分)の利上げを予測しています。
マーケットの予想はFRBの発表よりもタカ派で、6月に2回分の利上げを含み、年内には2.5%を超える金利を予想しています。
今後予想される下落相場を予感させるヒートマップ
昨日のS&P500ヒートマップを確認すると、今後の下落相場を予感させる値動きをしているようです。
大型テックを中心に比較的大きな下落を見せています。
3/4(月)の上昇を帳消しにしてあまり余る下落です。
ここ屋は5銘柄とも持ってるわよ!
おかげでまた1晩で100万円溶けたとさ
ここで注目したいのがセクター別のパフォーマンスです。
・LLY(イーライリリー)…+4.56%
・ABBV(アッヴィ)…+3.35%
・PFE(ファイザー)…+3.18%
・UNH(ユナイテッドヘルス)…+2.70%
・WMT(ウォルマート)…+2.32%
・PM(フィリップモリス)…+3.51%
テック株が▲3%以上も下落する中で、ヘルスケア株や生活必需品株は大きく上昇しています。
セクター別パフォーマンスを見ても、
公益事業セクター…+1.51%
ヘルスケアセクター…+1.22%
生活必需品セクター…1.03%
不動産セクター…+0.91%
と、下落相場で上昇しやすいセクターのパフォーマンスが良いことがわかります。
一方で、一般消費財セクターや情報技術セクター、通信セクターなどは▲2%以上の下落をしており、今後の業績相場を予感させました。
原油価格の高止まりにストップをかけられるのか
FOMC議事録発表の他に注目されるウクライナ情勢に関して、原油価格に関わる新たな発表がありましたので共有しておきます。
IEA加盟国、石油備蓄から追加で6000万バレル協調放出
国際エネルギー機関のIEAは、今月のロシアの石油生産が25%落ち込むと予想しています。
これによってエネルギー市場に日量300万バレルの供給が途絶えることになります。
石油備蓄の放出によって多少の埋め合わせができるとしても、OPECプラスが生産ペースの引き上げを拒む中で、需給のひっ迫は避けられないようです。
国際エネルギー機関(IEA)加盟国は石油備蓄から6000万バレルを追加で協調放出する。事情に詳しい関係者が明らかにした。バイデン米大統領はこれまでに1億8000万バレルの石油備蓄放出を発表しており、市場への供給をさらに増やす。
引用元:Bloomberg
原油価格はもう1段上を目指しそうやな
関係者によると、IEA加盟国の協調放出は公式には合計1億2000万バレルとなり、このうち半分を米国が、残り半分を米国以外の加盟国が分担する。これとは別に米国は単独で戦略石油備蓄から1億2000万バレルを放出する予定で、世界全体で備蓄から放出される量は2億4000万バレルに上る見通し。
エネルギー関連株の上昇は、ここで一息着いているようにも見えますが、もう一段上昇する公算が高いようです。
4/6の米国市場とFOMC議事録発表まとめ
4/6の米国市場とFOMC議事録発表まとめをまとめます。
ウクライナ情勢が市場に織り込まれる中で、足元の利上げに対し市場は大きな反応を見せています。
今後もFOMCの開催や経済指標が発表されるたびに、マーケットは下落方向に振れることが予想されます。
リセッション予想がささやかれる中で、資産を大きく削られないようにマーケット情報に注視していきたいところです。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ!
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