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こんにちは!
1週間で300万円ほど溶けた
『ここ屋(@Ram Tky)』よ!
インフレ圧力を抑制するために奔走するFRBですが、またもや悪材料が増えました。
景気の拡大・縮小の目安となるPMI指数が発表され、先月よりも縮小が進行する指標が示されました。
インフレが鎮静化できないまま、景気後退局面を迎えてしまうとスタグフレーションが起きて株式市場が暴落する恐れがあります。
FRBのメンバーは相変わらず『景気は強い』とコメントすることが多いのですが、それって以前パウェル議長が『インフレは一時的』と言い続けていたことを思い出させてしまいませんか?
実際のアメリカの景気が後退していくのであれば、われわれ個人投資家もポートフォリオのリバランスが必要になってくるかも知れません。
そこで今回の記事では、【米4月PMI低下】景気後退が懸念される米国市場は今日も売り圧力について解説していきたいと思います。
【米4月PMI低下】景気後退が懸念される
22日にS&Pグローバルが発表した4月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値について、気になる点がありましたので共有したいと思います。
前月より低下した米国のPMI
PMIとは、今後の景気を占ううえで重要な指標であると共に、市場アナリストのみならずFRBメンバーですら参考にしている指数のため、株式市場にとってチェックを欠かせない経済指標です。
先月(3月)は57.7だったPMI指数は、4月速報値で55.1と2.6ポイント下がる結果となりました。
PMIの数値では、大雑把に言ってしまえば『現在の景気が拡大しているのか縮小しているのか』が分かります。50を節目に大きければ景気拡大、小さければ景気縮小と言われます。
PMIが低下した理由は?
PMIが低下した理由は、もちろんインフレの高止まりです。原材料価格の上昇や人件費の高騰が、幅広いサービスの景気を軟調化させました。
景気の今後の見通しも悪いの?
これまで堅調と言われた米国の景気ですが、インフレを発端に今後の見通しは悪くなってしまうのでしょうか?
今回の調査結果は、2022年の第2四半期に入って景気観が悪化していることを示しています。
総合PMIに対し細かく分類された景気指数を眺めると、製造業よりもサービス業の景気鈍化が顕著に見られます。
利益を出している製造業は、原材料、燃料、輸送費、労働コストなどを、商品に価格転嫁しやすい特性を持っています。
一方で、家賃、人件費などの根強い高インフレを抱えているサービス業は、過去最大に跳ね上がったコストが業績を圧迫しているようです。
エコノミストも景気後退を懸念
S&Pグローバルのチーフエコノミストであるクリス・ウィリアムス氏は『依然として多くの企業はコロナパンデミックによる特需の追い風を受けているが、同時に物価上昇による生活費の圧迫やサプライチェーンの遅延、労働力の制約などの問題に直面することにより、人々の生活水準が上昇することは難しい』と景気後退を懸念しているようです。
米国市場は今日も売り圧力
こちらは昨日のS&P500のヒートマップですが、久しぶりにこんなに真っ赤な画面を見ました。
コロナショック以来よ!
4/22の米国市場を振り返っていきましょう。
あまり思い出したくもないけどな
22日も3指数ともに大きく続落
みなさんも既に知っている通り、22日の米国市場は3指数とも大きく続落する結果となりました。
・S&P500…▲2.75%
・NASDAQ100…▲2.66%
・Dow…▲2.80%
バリュー、グロース関係なく、大型株も小型株も売られるといった全面安となる展開でした。
▲2.5%から▲2.9%と大きく下落しています。
今にも3%を超えそうな長期金利
利上げ観測が強まる中で、今週に入り米10年債利回りは、度々3%を超えそうな場面に直面しています。
昨日は2.905で引けていますが、もう少しで3%にタッチするところまで上昇しました。
長期金利の上昇も一旦落ち着いてくれそう
FRBメンバーによるタカ派コメントが報道される度に上昇してきた長期金利ですが、今日からブラックアウト期間に入るため、一旦落ち着きを取り戻しそうです。
ブラックアウトとはFOMC前にFRBメンバーが発言を禁止される期間のこと。今回であれば5月3日4日にFOMCが開催されるため、4/23からがブラックアウト期間となります。
それでも好決算銘柄は上昇する
全部安となった昨日の米国市場ですが、好決算を出したSIVB(SVBファイナンシャル・グループ)は株価を大きく上昇させました。
指数が▲3%近く下落する中で、SIVBは+7.53%も上昇をしています。
既に2割のS&P500銘柄が決算を発表していますが、金融を含めた多くの銘柄が好決算を出していますから、今後の銘柄に関しても好決算を期待したいところです。
来週も決算発表に注目
来週も引き続き注目される決算発表があります。
GAFAMを中心に大型株の決算発表があり、指数にも影響力のある銘柄ということもあり市場が注目しています。
4/26 GOOGL(アルファベット)
4/26 MSFT(マイクロソフト)
4/27 FB(メタ・プラットフォームズ)
4/28 AAPL(アップル)
4/28 AMZN(アマゾン)
4/29 XOM(エクソン・モービル)
4/29 CVX(シェブロン)
これら大型テックが決算ミスを連発するようなことがあれば、相場全体が一気に暴落するようなことにもなりかねませんので、好決算を期待するばかりです。
【米4月PMI低下】景気後退が懸念される米国市場は今日も売り圧力まとめ
【米4月PMI低下】景気後退が懸念される米国市場は今日も売り圧力をまとめます。
年初来より再び調整局面に入ってしまったS&P500ですが、今後すぐに上昇しそうな気配はありません。
とはいえ、ここで売り逃げるには遅い気はしますので、逃げそびれた人はバタバタせずに上昇の好機を待つしかなさそうですね。
こんな時のためにも、キャッシュポジションはある程度確保しておくべきでしたね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ!
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