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こんにちは!
人の言うことは信じるタイプの
『ここ屋』よ!
米国株に投資している人が困ることのひとつに、情報収集があげられます。
日本株であれば新聞、ニュース、ネットサイト、株式情報誌などで容易に情報を得るとこができますが、米国市場の情報と言えば英語で開示されていることが多いので、われわれ凡人には読むことができず情弱と言われても仕方ない状況にあります。
そんな中、ネットサイトなどを通じていくつかの米国情報サイトにたどり着いたとして、どこまで信じてよいかも難しいところです。
例えば、米国投資関連ウェブサイトでいうと、Bloomberg(ブルームバーグ)、Investing.com(インベスティングドットコム)、REUTERS(ロイター)、Yahoo finance(ヤフーファイナンス)などが無料で読むことができる一方で、ウォールストリートジャーナルなどは有料サイトであることから、実際に購読している人は少ないのではないでしょうか。
そんな情報サイトのひとつのThe Motley Fool(モトリーフール)が、2021年の年初に『2021年に上昇が期待できる銘柄10選』を紹介していました。
『市場調査のプロが選んだ銘柄であれば間違いない!』と、便乗して投資をした人もいるのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、【信じた人は損する?】2021年アナリスト予想は当たったのか?について解説していきたいと思います。
2021年アナリスト予想は当たったのか?
2021年の米国市場は、金融緩和措置によって相場は大きな成長をしてきました。
特に前半の半年間はセクター問わず、なんでも上昇するといったイージー相場でしたが、モトリーフールのアナリスト予想はどのような結果になったのでしょうか。
The Motley Fool Japan(モトリーフール・ジャパン)とは
モトリーフールは、米国のバージニア州アレクサンドリアを拠点とする民間の金融および投資アドバイス会社です。
日本では、モトリーフールジャパンが2018年に立ち上げられましたが、2021年10月末をもって日本法人は撤退しています。
2021年モトリーフール推し10銘柄は
それでは早速、モトリーフールが推した10銘柄を発表していきます。
メジャーなビッグネームも見当たりますが、企業の概要について簡単に触れていきます。
①V(ビザ)Visa Inc.
V(ビザ)は、言わずと知れたクレジットカードの国際ブランドの第一人者ですね。
ビザ(Visa Inc.)はクレジットカード会社。小売り電子決済ネットワークの運営、国際的な金融サービスの提供に従事。金融機関、販売業者、消費者、企業、政府機関などが相互に行う決済ネットワークやデータ転送サービスを通じて、国際的な商取引を提供する。
Bloomberg
V(ビザ)使ってない人なんておるん?
②NEE(ネクステラ・エナジー)NextEra Energy, Inc.
天然ガスをはじめとする電力会社で、風力・太陽光などの再生エネルギーを提供している米最大手企業です。
ネクステラ・エナジー(NextEra Energy, Inc.)は持続可能エネルギーの発電・販売会社。風力、太陽光、天然ガスによる発電を手掛ける。子会社を通じ、複数の商業用原子力発電所も運営する。
Bloomberg
注目のクリーンエネルギー企業ね!
③CRM(セールスフォース)Salesforce.com, Inc.
CRM(セールスフォース)は、顧客管理ソリューションを中心としたクラウドコンピューティングサービスを提供している企業。
セールスフォース・ドットコム(SALESFORCE.COM, INC.)はエンタープライズ・ソフトウエア会社。企業向けソフトウエアの設計・開発に従事。顧客関係管理サービスを手掛け、顧客および開発業者が業務用アプリ ケーションの構築・作動に使用するテクノロジー・ プラットフォームを提供する。顧客は同社のアプリケーションを顧客、セールス、業務データの管理に使用する。世界各地で事業を展開。
Bloomberg
注目のSaas企業やな
④KL(カークランド・レイク・ゴールド)Kirkland Lake Gold Ltd.
KL(カークランド・レイク・ゴールド)は、金(ゴールド)の採掘・開発・探査をしているカナダの企業です。
カークランド・レイク・ゴールド(Kirkland Lake Gold Ltd.)は金探鉱会社。金鉱山プロジェクトの取得、開発、探鉱に従事。カナダとオーストラリアで事業を展開。
Bloomberg
金鉱株はレバレッジを
かけているようなものよ!
⑤TDOC(テラドック・ヘルス)Teladoc Health, Inc.
TDOC(テラドック・ヘルス)は、遠隔医療の先駆者的存在で電話・ビデオで診療や医療助言、処方をしている企業です。
テラドック・ヘルス(Teladoc Health, Inc.)は医療サービス会社。日常的な症状に対し、電話やビデオを通じて診断、療法助言、および処方を提供する。世界各国で事業を展開。
Bloomberg
遠隔医療サービスの先駆けやな
⑥GOOGL(アルファベット)Alphabet Inc.
GOOGL(アルファベット)は、グーグルの持株会社です。議決権のあるGOOGL(アルファベットA)と議決権のないGOOG(アルファベットC)に分かれているのも面白いですね。
アルファベット(Alphabet Inc.)は持株会社。子会社を通じ、ウェブベースの検索、広告、地図、ソフトウエア・アプリケーション、モバイルオペレーティングシステム、消費者コンテンツ、業務用ソリューション、eコマース、ハードウエア製品などを提供する。
Bloomberg
Googleを利用しない日はないわ!
⑦CRLBF(クレスコラブズ)Cresco Labs Inc.
CRLBF(クレスコラブズ)は、医療用の大麻やマリファナを合法化されている州で販売をしている企業です。
クレスコラブズは、大麻製品の栽培と加工を行っています。当社は消費者向けパッケージ商品アプローチを使用して大麻を栽培、製造及び流通をしています。クレスコラブズは、米国のクライアントにサービスを提供しています。
Bloomberg
日本ではありえへん企業やな
⑧COST(コストコ)Costco Wholesale Corporation
COST(コストコ)は、日本でもお馴染みの会員制マーケットチェーン店です。日本ではゴールドスター会員の年会費4,840円(税込み)ですが、米国では60ドルだそうです。ちなみに日本で年会費を支払っていれば世界中のコストコで(もちろん米国でも)利用できるとのことなので、ちょっとお得です。
米国では『コスコ』って言うそうよ!
コストコホールセール(Costco Wholesale Corporation)は会員制倉庫型卸売・小売会社。複数の国で店舗を運営する。主な製品は、食品、自動車用品、玩具、ハードウエア、スポーツ用品、宝石類の販売、電子機器、衣料品、ヘルスケア用品、化粧品など。
Bloomberg
⑨UNH(ユナイテッドヘルス)UnitedHealth Group Incorporated
UNH(ユナイテッドヘルス)は、ヘルスケア製品と医療保険サービスを提供する世界最大のヘルスケア企業です。
ユナイテッドヘルス・グループ(UnitedHealth Group Incorporated)は管理医療会社。 管理医療システムを保有、運営する。雇用主に対し、従業員福利厚生プログラムを立案・管理する製品およびリソースを提供する。米国で事業を展開。
Bloomberg
世界中で1億人以上が利用しとる
⑩AMZN(アマゾン)Amazon.com
AMZN(アマゾン)は、言わずと知れた世界最大のeコマースです。と、思われがちですが、ネットショッピング以外にもAWSというクラウドプラットフォームサービスも提供しており、今後はAWSの売り上げが期待させる企業です。
アマゾン・ドット・コム(Amazon.com, Inc.)はオンライン小売会社。多岐にわたる製品を販売する。書籍、音楽、コンピューター、電子機器、その他多数の製品を販売。顧客別にカスタマイズされたショッピングサービス、ウェブ上でのクレジットカード決済、および顧客への直接配送を手掛ける。世界各地でクラウドプラットフォーム・サービスも提供。
Bloomberg
創業者のジェフ・ベゾスは
あまりにも有名ね!
10銘柄のリターンは?
それでは実際に、この10銘柄に年初から投資していた場合のリターンを確認してみましょう。
ティッカー | 年初来リターン |
---|---|
V | ▼4.00% |
NEE | +16.69% |
CRM | +14.86% |
KL | ▼5.55% |
TDOC | ▼53.91% |
GOOGL | +64.22% |
CRLBF | ▼26.61% |
COST | +44.74% |
UNH | +36.72% |
AMZN | +3.83% |
10銘柄平均 | +9.10% |
10銘柄中プラスが6銘柄でマイナスが4銘柄でした。
平均すると現在は+9.10%とプラスですが、S&P500指数に連動するSPYが年初来で+25.16%のリターンを出しているので、指数には勝てていない状況です。
この結果から学ぶべきことは
この結果から学ぶべきことがいくつかありましたので、共有させていただきます。
プロでも個別株で指数以上のリターンを出すのは難しい
よく言われることですが、実際に目の当たりにすることで痛感しますね。
市場分析を生業としているアナリストですらこの有様ですから、われわれ個人投資家がインデックス以上のリターンを狙うというのは至難の業かも知れませんね。
とはいえ、経験してみないことには成長もないと思うので、『いずれ指数のリターンを超えてやる!』と意気込むのであれば、少額から個別投資に取り組むと良いかも知れません。
ここ屋も傷を負いながら頑張ってるわ!
どんな銘柄でも損切ラインを決めておく
例えば、今回紹介した10銘柄の中でもっとも損失の大きいTDOC(テラドック)に関して、損切ラインを決めていれば少なくとも▼10%なんかでマイナスを抑えることができたかも知れません。
とはいえ、10%下がった後に上昇するかもしれないと考えると、なかなか損切りすることは難しいんですけどね。
分散していないともっと大きな損失になる
今回のアナリスト予想は10銘柄をピックアップしていますが、この中で数銘柄に絞って投資した場合、最悪のケースでは資産を半分に減らすといった大きな損失になっていたかも知れません。
10銘柄であっても分散が十分とは言えないため、インデックス投資がどれだけ優秀なのかが浮き彫りになります。
やっぱりインデックスが最適解か
分散された投資はリスクを
抑えてくれるわね!
他人の意見は真に受けてはいけない
投資は自己責任という言葉を聞くことがありますが、自分のお金を自分で投資しているのですから、当たり前と言えば当たり前ですね。
投資の目的が老後資金なのか、生活水準の向上なのかなど、人によって投資目的が異なります。
年齢や属性、家族構成などによってリスク許容度も異なるでしょうから、投資方法も十人十色といったところでしょうか。
投資戦略を考察するのには情報収集も大切ですが、他人の意見を真に受けてはいけないことは肝に銘じておきましょう。
【信じた人は損する?】2021年アナリスト予想は当たったのか?まとめ
【信じた人は損する?】2021年アナリスト予想は当たったのか?をまとめます。
情報収集も大切だけど、やっぱり最後は自己責任ですね。
投資においてもっとも大切なのは、『投資目的の明確化』と『自分なりのルール作り』ですって話でした。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
これからも市場の動向や投資に役立つ情報を発信していきますので、良かったらブログランキングのフォローなどもしていただけると嬉しいです。
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