⇩クリックでランキングの応援をしてください。
(応援してくれるみなさん、いつもありがとうございます。)
こんにちは!
1週間で資産が微増した『ここ屋』よ!
3月には安値から10%も反転上昇してきたS&P500でしたが、先週はひと休みといった米国市場でした。
ウクライナ情勢は相場に大きな影響を与えることは少なくなり、ふたたびインフレや金利が注目を集めるようになりました。
特に国債の長短金利差を示すイールドカーブが逆転したことに話題が集まり、リセッション入りが懸念されています。
そこで今回の記事では、先週の相場を振り返り、リセッション入り対策になるような銘柄について解説していきたいと思います。
リセッション入りを意識した米国市場
逆イールドカーブの発生により、米国市場には『リセッション入り』が意識された1週間となりました。
逆イールドカーブの発生
逆イールドカーブとは、米国債利回りの長短金利差が逆転するといった現象です。
通常であれば、短期金利(2年)より長期金利(10年)の方が利回りが大きくなるのですが、さまざまな特殊要因によって利回りが逆転してしまうことがあります。
1年前までは1.5%以上あった長短金利差は、先週の金曜日には逆転してしまいました。
長短金利差が逆転すると何が悪いんや
逆イールドカーブの発生はリセッション入り
(景気後退局面)の前兆と言われてるの!
過去の逆イールドカーブはリセッション入りを当てている
これまでは逆イールドカーブが発生すると、必ずと言って良いほどリセッション入りを的中させています。
2001年のドットコムバブル崩壊、2008年のリーマンショック、2021年のコロナショックの起きる少し前に『逆イールドカーブ』が発生しています。
さらに過去を振り返ってみても、同様にリセッション入りをしてきました。
今回の逆イールドカーブ発生は、2023年から2024年にかけて景気後退局面を迎えることを示唆しているようです。
1週間のGAFAMパフォーマンス
長短金利差が逆転した米国市場ですが、大型テックの中でも明暗が分かれた1週間となりました。GAFAMパフォーマンスを見ていきましょう。
このところパフォーマンスの悪かったMSFT(マイクロソフト)が大きく反発しており+1.63%、AAPL(アップル)+1.21%とFB(メタプラットフォームズ)+1.12%は相変わらずの好調でした。
一方で、GOOGL(アルファベット)が▲1.68%、AMZN(アマゾン)が▲1.96%と、GAFAMのなかでもパフォーマンスは大きく異なる1週間でした。
すでに長期金利上昇を意識した1週間
長期金利が続伸する中で、個別株にもセクターごとに大きな特徴が見える1週間となりました。
TSLA(テスラ)においては、生産台数が株価に大きく反映されるため、好調な生産台数の発表によって株価は上昇しています。
大きく続伸したのはWMT(ウォルマート)で1週間で+4.9%と高騰しています。
生活必需品セクターは、この他にもCOST(コストコ)+3.57%、KO(コカ・コーラ)+2.18%、PEP(ペプシコ)+2.73%、PM(フィリップモリス)+3.56%と、軒並み好調なパフォーマンスでした。
一方で、半導体のNVDA(エヌビディア)は▲5.04%、金融のBRK-B(バークシャーハサウェイ)は▲2.19%、エネルギーのCVX(シェブロン)は▲1.22%と3月上旬に好調だったセクターは反落しました。
セクター別パフォーマンス
1週間のセクター別パフォーマンスを眺めると、市場はすでにリセッションを意識しているかのように見えます。
公益事業セクター | +3.71% |
不動産セクター | +3.65% |
生活必需品セクター | +2.39% |
ヘルスケアセクター | +1.94% |
一般消費財セクター | +0.83% |
素材セクター | +0.63% |
通信セクター | +0.21% |
情報技術セクター | ▲0.22% |
エネルギーセクター | ▲0.94% |
資本財セクター | ▲1.16% |
金融セクター | ▲1.50% |
長短金利差のなくなった債券利回りに対して、金融セクターは大きく下落しています。
他にもリセッションに弱い資本財やエネルギー、情報技術セクターが売られていますが、景気変動に強い公益事業セクターや不動産セクター、生活必需品セクターとヘルスケアセクターなどが買われる状況でした。
FRBを上回るFedwatchの利上げペース
FedWatchによると、今後の利上げはよりスピード感のあるものとなりそうです。
3月の利上げは予想通り0.25%でしたが、5月6月はそれぞれ0.5%の利上げが予想されています。
2022年の年内には2.5%を超える利上げが予想されており、FRBの示す1.9%を大幅に上回る利上げが織り込まれています。
下のグラフがFRBの利上げ観測を示すドットプロットですが、目標は1.9%でしたね。
リセッション入りを意識したポートフォリオ
逆イールドカーブの発生によりリセッション入りの心配がささやかれる米国市場ですが、われわれ個人投資家はどのような対策をとれば良いのでしょうか?
プロでも回避することは難しい
まず、リセッション入りによる株式市場の暴落を回避できるかどうかについては、『プロでも難しい』と言えるでしょう。
以前、株式市場が絶好調の時に『間もなく株式市場はリセッションにより暴落する』といって、ポジションを全降りした米国の金融ジャーナリストがいました。
その後リーマンショックが起き、予想が的中したことで一躍有名になったのがジム・クレイマーでした。
彼は今CNBCで投資番組を持つ名物キャスターをしていますが、誰もがリセッション入り直前でポジションを落とすことなんてできないことの証明となっています。
リセッション入りと聞いてからでは『時すでに遅し』
逆イールドカーブの発生からリセッション入りまでは、半年から2年といった期間的な幅があることからいつ暴落するかは誰にもわからないといった特徴があります。
実際に『リセッション入りしました』とアナウンスされるのは、株価が大底を付けてから1ヶ月後といったタイミングですので、その後に株を売っても『時すでに遅し』といったことになります。
回避が難しければディフェンシブに構える
暴落を回避することができないからと言って、今から市場から全降りしてしまうと、それまでの上昇を逃してしまうことになります。
なるべく市場の成長を享受しながらも、暴落によるダメージを軽減するためには、自身のポートフォリオをディフェンシブに構える必要があります。
ハイパーグロース株や大型テック株に偏ったポートフォリオでは、暴落局面で指数以上のダメージを受けてしまいますからね。
比較的暴落に強いディフェンシブセクターについては、以下のようなセクターがあげられます。
具体的にはどんな銘柄があるんや
暴落に強い銘柄について、具体的にはこのあたりの銘柄が代表的です。
・PG(プロクター&ギャンブル)
・JNJ(ジョンソン&ジョンソン)
・PFE(ファイザー)
・KO(コカ・コーラ)
・PEP(ペプシコ)
・MCD(マクドナルド)
・WMT(ウォルマート)
どれも代表的なバリュー株ですが、実際にリーマンショックの時には指数よりも下落幅は限定的で、その間も高い配当金によってホルダーの心を癒してくれたようです。
よりディフェンシブに構えるならキャッシュが王道
さらにディフェンシブに構えるのであれば、キャッシュポジションを高めることが王道になります。
インフレが加速する世の中で、キャッシュほど無意味な資産はないとされていますが、暴落局面でもっとも威力を発揮するのはキャッシュです。
現在価格より半値になった株式価格を指をくわえて見ているか、思い切って逆張りできるかで資産パフォーマンス大きく異なることでしょう。
いつでも攻めに転じることができるように、ある程度のキャッシュポジションは確保しておきたいところです。
フルインベストが攻めの姿勢とは限らんのやな
暴落に備えて組み入れる銘柄『逆イールドカーブの発生でも怖くない』まとめ
暴落に備えて組み入れる銘柄『逆イールドカーブの発生でも怖くない』をまとめます。
投資はギャンブルではありません。
われわれ個人投資家にできることは、不確実な未来に対して備えることだけです。
過去チャートを見れば『レバレッジ銘柄にフルインベストメント』が正解に思える相場でも、市場から退場しないためにも自分に適したリスクの留めておくことを心掛けた方が良さそうです。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
これからも市場の動向や投資に役立つ情報を発信していきますので、良かったらブログランキングのフォローなどもしていただけると嬉しいです。
SBI証券の『クレカ積立』でお得にポイントがもらえるサービス
通常の申し込みページよりもお得な『最大10,000円+10%の紹介特典』がもらえるURL
ビットコインと言えば500円から仮想通貨が買えるコインチェック!
コメント